実習Ⅰ‐①
6月
6月初旬に5日間、障害児者施設やグループホーム、デイサービスなどの施設を訪れ、利用者の生活を学び、またその思いや願いにも触れます。
丁寧な実習で着実にステップアップ
自信をもって就職できます
介護福祉士の職場は、ともすれば高齢者が居住する大きな施設だけをイメージしがちですが、さまざまな種類の場所で活躍していることを実際に体験して学びます。
6月初旬に5日間、障害児者施設やグループホーム、デイサービスなどの施設を訪れ、利用者の生活を学び、またその思いや願いにも触れます。
10月下旬に10日間、障害福祉分野の施設やデイケア、生活介護事業所などで実習します。多様な生活の場があること、利用者にはそれぞれの生活歴があること、そして協働する他職種についても学びます。基本的な生活支援技術も実践してみるほか、ご家族とのコミュニケーションも体験します。
11月下旬に11日間、1年生の実習の総まとめとして、直前の実習での学びを深めながら、2年生で行なう総合実習へ備えます。
2年次には、特別養護老人ホームなどの施設で3週間の実習を2回行ないます。2年間の学習の集大成ともなります。
9月に行なう3週間の実習では、施設の状況を把握し、また利用者の理解を深めます。また実習生自身のことを利用者や職員に良く知ってもらう期間にもなります。
10月に行なう後半の3週間は、受け持ち利用者を決め、その方の介護過程の展開について実際に取り組みます。施設における実習指導者や担当教員の指導を受けながら介護過程の展開に集中できる環境の中で、学んだことを実際の場で応用して行く体験は得難い成長の機会となります。
実習での学びは論文形式にまとめて発表します。発表会には施設での指導者の参加も多くします。自分の学びを客観的に振り返り、整理して文章化し、口頭でのプレゼンテーションを通じて確かな力が身につきます。
落ち着いて実習に臨むことができるように、実習の心構えをはじめ、必要な知識・技術を念入りに確認していきます。
実習で学んだことに自分なりの視点を加えて論文にまとめます。よく考えるからこそ力が身につきます。また学生相互に体験を報告し合うことは疑似体験にもなり、さらに経験を膨らみます。
実習初日は利用者様との関わり方が分からず、話しかけるのもぎこちないまま緊張の連続で一日が終わり、この先の実習がうまくいくのか不安になりました。しかし実習を進めていく中で、緊張も少しずつなくなり、関わった利用者さんから笑顔が見られるようになりました。また職員さんや先生から私の良いところや適切なアドバイスをもらえたことで不安から自信に変わることができ、楽しく思い出に残る実習になりました。 私は実習を通して「関わる大切さ」を学びました。利用者さんとしっかり関わることのできる介護福祉士を目指してがんばります。
高齢者の方の生活の場となっている特別養護老人ホームで実習をしました。利用者様と関わらせていただく際には、良い緊張感を持ちつつ、節度ある態度で関わるということを意識し、学校で学んだコミュニケーションの知識を土台に取り組みました。 生活支援技術では利用者様に負担をかけてしまった面もありますが、毎回学ばせていただくことが多く、最終日が近づくにつれて学びをさらに深めることができました。自分自身が成長できた実習になりました。