1校内演習でしっかり準備
たとえば卒業生の作業療法士と実際に障害のある方に来ていただき、作業手順が身に付くまで繰り返し練習したり、本番の実習では聞けないことを率直に質問したり。リハビリテーションを受ける側の気持ちを教えてもらったり。実習に必要な知識・技術を念入りに予習し、安心して実習に臨めるように準備します。
丁寧な実習で着実にステップアップ
自信をもって就職できます
当校では、実習によって着実に力をつけて安心して就職できるよう、実習の準備から事後の学習のまとめまで丁寧な指導体制を組んでいます。
たとえば卒業生の作業療法士と実際に障害のある方に来ていただき、作業手順が身に付くまで繰り返し練習したり、本番の実習では聞けないことを率直に質問したり。リハビリテーションを受ける側の気持ちを教えてもらったり。実習に必要な知識・技術を念入りに予習し、安心して実習に臨めるように準備します。
実習の後は、学生相互に体験を報告し合います。みんなに報告・説明することで、自分自身を振り返り、考えを整理する機会になりますし、クラスメイトの報告を聞くことによって、さまざまな実習の様子も「疑似体験」できることで、さらに知識・経験が膨らみます。
夏に3日間、作業療法のイメージを明確にすることを目的とした見学実習を行ないます。患者様と接する機会もあり、その疾患や障害、病院の役割なども学びます。
夏に4日間行ないます。座学で学んだ専門科目の学修と関連づけて、実際にリハビリテーションの現場を知ることにより、作業療法の実践のイメージを明確にしていくことが目的です。単なる見学ではなく、自分で考え、質問し、記録していく中で、着実な力にしていきます。
1~2月に、3週間の実習を2回行ないます。
病院・施設で働いている先輩作業療法士の指導のもとで、初めて患者様を担当します。実際に検査や測定、面接などを実施させていただき、患者様の病気の状態を「評価(アセスメント)」した上で、その方の希望や願い、今後の生活なども考えて、目標を決めたりプログラムを立てたりします。
これまでの学びを総合する実習です。実習指導者の指導のもとで組んだ自分のオリジナルプログラムを、実際に患者様に提供して治療を進めます。患者様の望む生活に近づくよう具体的なお手伝いをする中で、悩むことも多々ありますが、作業療法士としての喜びややりがいを感じることのできる実習となります。
身体領域の回復期病院で実習を行いました。患者様が自宅や職場で元通りの生活を再び営めるよう、生活上の動作を想定した治療計画をたて、一緒に練習を行いました。治療が終わり、患者様から「教えていただいたことが役に立ちました」と声をかけていただいたときは、「その人の生活に寄り添う」ということを強く実感することができました。臨床実習では現場でしか学ぶことのできない多くのことを経験できます。臨床に出た際にはこの経験を活かし、多くの患者様を笑顔にできるよう努力していきたいです。
総合実習では精神領域病院と身体障害領域病院の2カ所を経験しました。
精神領域の実習では利用者さんへの言葉かけが大変重要だということを学びました。「まぁまぁそれでいいですよ」といったあいまいな姿勢ではなく、指摘すべき所はしっかりと指摘することが治療につながると学びました。同時に、リハビリテーションの現場で厳しい言葉を伝えるには、「相互信頼」という人間として大切なことが重要であることも実感しました。「互いに愛し合いなさい」という当校の精神にもつながることかもしれません。
また身体障害領域では患者さん自身がまだ気が付いていない回復の兆しや能力の伸長を気づいてもらうことでリハビリテーションの意欲も効果も高まると学びました。実習を通して、作業療法士は資格を取った後もずっと学び続ける、やりがいのある職だということを実感しました。