20周年式典に参加して
2015年6月11日に「東京YMCA医療福祉専門学校開校20周年記念式典」が、立川パレスホテルで開催されました。
関係機関・団体、YMCA役員、校友会会員、実習協力施設の方々と職員を含め約110名が参加しました。
式典は開会式、記念礼拝、記念祝会の3部構成になっており、16時からの開会式では祝辞を佐藤一夫国立市長、内田千恵子東京都介護福祉士会副会長、三沢幸史東京都作業療法士会副会長、望月太敦校友会代表などから頂きました。
本校は介護福祉士養成校として開学しOT学科は2000年に設置されました。
OTの養成校のほとんどはPTや看護などの医療技術系学科と共に設置されているところが多い中、本校は介護福祉科との2科で構成されている稀有な学校です。
日本作業療法士協会は第二次5か年戦略でも「作業療法5(GO!).5(GO!)計画」を推進しています。
これはOTの5割を医療以外の場に配置することで、特に介護保険分野での職域拡大を図ることが目標になっています。
現在、区市町村では高齢者・障害者が地域で生き生きと暮らしていけるように、地域包括ケアシステム構築に向けた事業に取り掛かっています。
これを実施していくためには行政、医療、介護の連携が必要です。それには組織同士が意思疎通を図ることが求められます。
ご祝辞頂いた方々はこれらの組織の代表であり、本校はこの連携が取りやすい環境にあるといえます。
私も介護福祉士の方々と名刺交換させて頂けたことが大きな収穫でした。
地域で「生活行為向上リハ」を実施していくには、介護福祉士さん方の協力を得ることが必要になります。
次代を担う作業療法士の育成に本校の利点を生かすべきだと感じました。(田中勇次郎)