日常生活援助学
本日は授業の一コマをご紹介いたします。
普段当たり前のように行なっているコミュニケーション。
なんでコミュニケーションをとるんだろう?という問いから始めました。
普段こんなことを振り返りながらコミュニケーションとってませんよね。
これらからコミュニケーションは、双方向のもので、目的を持って行なっている。。。ということを導くことができました。でも皆さんの日常はいかがですか?一方通行になっていないでしょうか?
次に、ケーキ屋さんでケーキを3つ選ぶという設定でロールプレイング。。。
目が見えない、片手が使えない、耳が聞こえないなど、様々な状態を考えて行いました(お客さんも店員さんも何かしら障害を持っているという設定にしました)。
この授業を通して、学生が何を感じたかは直接には聴けてないですが、ある学生との面談で「日常生活援助学のように普段の状況を言葉にするということをやっていないから文章も書けない」とありました。なんとなく点数が取れてきた学生です。2年生になって自分の考えを表現する機会が多くなる中で、少しずつ壁を感じている学生でもあります。
この授業のテーマは「普段を振り返り、それを言葉にしてみよう」です。
我々作業療法士は、「作業(生活行為)」に強く関心を持っている職種です。普段何気なくやっていることが突然できなくなるってどういうことなのだろう?そんなことを考える機会にもしています。病気や怪我で障害を持つことで、「やりにくさ」ばかりが目立ってしまう状況で、できる部分はどこか?今ある能力はなんだ?を目立たせるのも作業療法士の役割です。
まずは自分たちが行なっている作業を見つめ直し、言葉にする機会をこの授業では作っています。この学生のように少しはテーマが頭に残ってくれているかな?