臨床での話題について◎
7月に入り、蒸し暑い日が続いていますね。
我が家の小学生の長男は、6月末よりプール開きとなり、プールを楽しみに通学しているようです。
こうも蒸し暑いと、YMCAの授業にもプールがあって良いのでは、、と思ってしまいます(^^;)
さて、私が担任をしている作業療法学科3年生は臨床実習のまっただ中です。
実際に患者様を担当させて頂き、評価、治療まで行ってくるという
3年間の集大成とも言える大切な実習です。
来年からは作業療法士として働く意識を持って、日々頑張ってくれていると思います。
そんな学生達からよく挙がる事が、対象者の方との会話です。
世代の違う方々と何を話して良いか分からない、話題が見つからないという声を良く聞きます。
確かに、育ってきた環境や、生活歴が様々な方達と関わるうえで、何を話題にするかは大切な事です。
私が臨床で働いていた時は、よく天気や季節の話題を出していました。
季節や天気、と一言で言っても、実は日本には四季だけでなく、
さらに細かく分けた「七十二侯」があると言われています。
よく手紙の冒頭に季節の挨拶をいれますよね、
あとはカレンダーにも「立春」「冬至」などと二十四節気と言われるものを
目にした事があるのではないでしょうか?
平凡社さんから出版されている「くらしのこよみ」という本には、七十二の季節と、
その時に旬な食べ物や地方の祭事などが
美しい写真と一緒に載っています。よくこれを見て、季節の事や旬なものを話題にしていました。
アプリにもなっていますので、是非とも興味のある方はご覧になってみて下さい!
ちなみに今は 「夏至」 第三十侯 半夏生(はんげしょうず) になります。
夏至から数えて十一日目を半夏生といい、農作業の大事な節目の時期で、
かつて田植えは半夏生までに済ませるものと言われていたそうです。
生活の中に取り入れていた事が伺えますね。
学生達も季節の移り変わりを感じながら、対象者の方々と共有し、活動に活かしていく・・
そんな作業療法を提供出来るようになって欲しいと思います(^^) 教員N