オンライン授業 準備中に思うこと
★オンラインオープンキャンパスも実施しています★
こんにちは。
自宅で教材作成中の教員Kです。
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新型コロナウイルスのニュースが流れると、実習などでお世話になった病院や施設の名前が挙がることがあります。
現在新型コロナウイルスを終息させるために医療従事者の仲間たちが最前線で戦っています。
医師や看護師の活躍が目立ちますが、我々リハビリテーション職も今回の騒ぎと無関係ではありません。
基本的な感染対策はもちろん、多くのリハビリテーションは近距離で行いますし、精神科では集団でのプログラムも多いため、効果を低下させることなく感染リスクを減らした形での作業療法を皆工夫しながら進めています。
いかに関わっている患者さんや利用者さんに意味のある作業療法を届けるかについて、皆必死になって工夫をしているのです。
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翻って、医療現場から離れて教育現場にいる我々のような作業療法士にも使命があります。
画期的治療薬が出なければ長期戦になる可能性も高い今回の状況ですが、一年後二年後三年後の医療現場を考えると、少しでも優秀な作業療法士を育てる義務があると思っています。
これは医療崩壊させないためという側面もありますが、学生さんたちに在学中しっかりリスク管理や基礎知識を身につけてもらうことで、学生さんたち自身の健康を守るという側面もあります。
消防士の皆さんがまず「人の命を救うためにも、自分の命は守らねばならない」と教え込まれるのと同じです。単にやりがいだけで無鉄砲な仕事ぶりでは人の命は救えないのです。
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教員それぞれ様々な思いがあります。
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学生さんたちは医療職に就くという覚悟を持って入学してほしい
(患者さんのため、そして自分のため)。
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入学したなら、正しい知識を身につけ冷静に考える習慣を身につけてほしい
(適切な医療を提供するため、そして自分の命のため)。
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卒業したら、一日でも長く健康な状態で作業療法士として働いてほしい
(医療崩壊を防ぎ経験値に基づく高度な作業療法を提供するため、そして自分の幸せや家族のため)。
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そんなことを考えながら、今日も教材を作っています。
もちろん宿題もガッツリ!(・∀・)ニヤリ(教員K)