学内実習、終わりました!
2020年07月27日
★オンラインオープンキャンパスも実施しています★
6月1日から7月22日までの8週間、コロナ禍の影響で病院・施設での臨床実習を行うことができない代わりとして、3年生対象のオンラインによる学内実習を行い、無事に終了しました。
身体障害領域、精神障害領域の2グループに分かれて、分野ごとに様々な課題を学生に課したのですが、精神障害分野のメイン課題は、「家族への介入」でした!
意外に思われる方もいるかもしれませんが、作業療法というのは障害を持った方のみが対象となるわけではなく、生活をより良くしたいという方にも適応できる優れものなのです。
はじめ学生は、患者さんではなく家族を対象者とすることに、不安や戸惑いを隠せない様子ではありましたが、家族の一人を対象者として十人十色の介入を行いました。
一例をあげると、「コロナ禍を元気に過ごすための母とのペーパークイリング」「家族伝統の味を受け継ぐ母との梅干しづくり」等々、それぞれにユニークで非常に意味のある、また、家族としてとても暖かな関りができたと思います。家族といえどもOTの卵としてしっかりと生活を評価し、今の対象者にとって何が大切で介入すべき課題なのかを真剣に考えたからこそ、良い介入ができたのだと考えます。
実習終了後の発表会に参加した教員1年目の私は、学生が本当に充実した時間が過ごせたと感じる一方で、作業療法協会のキャッチフレーズ"ひとは作業することで元気になれる"を見事に証明したことに、複雑な心境になりました・・・。若いもんにはまだまだ負けんぞ‼ 教員Y