ひとが行動を変えるには?
2020年10月10日
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平日の朝、小学校に通うためには7時に起きれば十分間に合うのですが、我が家の長男(小5)は自分で6時頃起きています。その理由は、大好きなゲーム動画をタブレットで見ることと、その後サッカークラブの朝練に行くためです。一方、末っ子(小3)は、朝はたいてい親に起こされていて、自分で「明日は6時15分に起こしてね」と私にお願いしておきながら、起こすと非常に不機嫌です。
しかし、最近は自分から起きるようになってきました(だいたい)!
なぜかというと、セキセイインコの「うりちゃん(下の写真)」を飼い始めたので、朝お世話をするためです!
このようにただ起きるのではなく、何か早起きする目的や意味があると、ひとは(子どもでも)そのために行動を変化させることができるのですね。
これは当たり前のことかもしれませんが、作業療法を実施するうえでとても大切なことです。
対象者に提供する作業活動をただ「やってもらう」のと、「なぜこの作業が必要なのか、やる意味があるのか」、しっかりと対象者にわかる言葉で説明し、理解を得たうえで「やってもらう」のとでは、対象者のやる気や治療効果に影響を及ぼすことは、想像に難くありません。
もし、自分の気が進まず先送りにしている作業がある時は、なぜやる必要があるのか、やることでどのようなメリットがあるのか等、自問自答してみると良いかもしれませんね。