東京YMCA医療福祉専門学校

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作業療法士になって良かったこと①「合理的思考」

2020年11月15日

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作業療法って何でしょう。

一つの考え方としては、対象者の作業遂行を高めることです。

量的にも質的にも。

対象者にとって意味のある作業が「もう一度、家族にお弁当を作りたい」ことであれば、見た目も美味しそうな、且つ楽に作れる方法を一緒に考えていきます。

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カラオケでうまく歌いたい」なら言語聴覚士と連携しつつ、かっこいいマイクの持ち方や表情、身のこなしの練習をするかもしれません。

何にしても、その基盤にあるのは「合理性」です。我々、作業療法士は「☆☆さんが、○○するためには、まず~~という理由で、××にアプローチしていきます」といった説明責任があります。

何の根拠もなく、根拠のないイメージだけでリハビリや手術、薬の処方を行うことは危険です。人の心身に影響を与える仕事ですから、イメージで仕事をすることは法的にはもちろん、職業人としても責任ある姿勢とはいえません。人の人生に関わる医療なら殊更に根拠が求められるのです。例外的な職業は芸術くらいでしょうか。

なので、作業療法士同士で話をするときは合理的に話を進められるためとてもスムーズです。根拠を示すことが当たり前なので、意見が食い違っても論点がずれず議論しやすいからです(まれに示さない人もいますが・・)。

また作業療法士として、普段から作業遂行について考える視点が出来ているととても便利です。合理性に基づいて思考し行動するクセがついていると作業効率も高まるからです。

例えばスポーツであれば比較的早く上達します。うまくいかない場合に作業分析を行い「どこがどのように悪かったのか」考え、そのためには運動学的にどう動けばよいのか当たり前に考えられるのです。「比較的」というのは向き不向きなども強く影響することもあるからです。

またディズニーランドなど遊園地に行った時なら、イベントの時間を踏まえた上で最多のアトラクションを回るプランが立てられます。合理的に思考できるからです。ただし効率よく回りすぎて「ちょっと休ませて~」と子供に言われることもあるので、「効率=楽しい」ではないですよね(^_^;)。

にしても合理的な思考ができることで、バイアス(無意味な偏見)がなくなり、仕事だけでなく生活全体の質が向上したことは作業療法士になって良かったと思うことの一つです。

自分の人生も良くする作業療法という仕事。みなさんも興味ありませんか?

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