先輩からのアドバイス~その①~
先日行われた新入生オリエンテーションの中で、卒業して病院で活躍中の先輩が1年生の疑問や不安に答えるというコーナーがありました。
これから作業療法士を目指す方の参考にもなるかと思いますので何度かに分けて紹介します。
質問
「勉強していく中で一番大変だった教科は何ですか」
先輩からのアドバイス
「解剖、運動、生理学、神経内科学が難しかったなぁと思います。
特に解剖・運動・生理学は病理や内科学といった疾患学、そしてリハビリ評価・治療学の基礎になるため、分からないところに直面することが多かったです。
都度忘れている・不明な点に立ち返り、勉強をしていました
また、これらの教科は現在でも確認することもあります。臨床現場での要になる大切な科目だと思っています」
質問
「あまり勉強が得意でないと仰っていましたが、国家試験勉強はどうしましたか」
先輩からのアドバイス
「国試はクイズなどのゲームをやっている感覚で向き合っていました。
1年の後期テストが終了した辺りから情報収集を行い、試験の得点割合、難易度、合格率、模試で高得点/あまり良くない点数を取っている先輩の勉強スタイルについて情報を集めていました。
また、解剖・運動・生理学のみの出題がある3科目模試があり、その試験で得点を取るために参考書を解き、加藤先生から国試の過去問をもらい対策を行いました。
質問者さんが勉強される中で、答えがない勉強と答えがある勉強の2種類に出会うと思います。
個人的に、臨床現場での介入方法や個人の考えは正解はないと思っています。
一方で、国家試験は回答が明確に存在する勉強であり、早期から情報を集め対策を行えば早い段階で合格圏内に到達できると思います
先生方の助言を聞きつつ自分に合ったやり方を探してみることをお勧めします」
後輩たちの質問に、丁寧に答えている卒業生の言葉が印象的でした。
~先輩からのアドバイス~その② に続く~
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