脱!カップラーメン!! ~奥様との仲直り編~
2021年11月30日
作業療法士になるためには、国家試験に合格するだけでなく、実際の現場(病院・施設など)で行われる「臨床実習」にも合格する必要があります。
当校の2年生は、年が明けた1月・2月に初めての長期実習が控えています。
実習では慣れない環境に加え、担当させて頂く患者様とのコミュニケーションや検査・治療でお体に触れさせて頂くことなどで緊張感はまさにMAX!
そこで少しでも緊張感が和らいだ状態で実習を行い、より有意義なものとするために、毎年この時期に「当事者実習」という授業を実施しています。
当事者実習では地域で生活されている障害をお持ちの方々に学校に来て頂き、困りごとなどのお話を伺ったり、実際にお体に触れさせて頂いたりします。
ちなみにこの記事のタイトルになっている「脱!カップラーメン!!~奥様との仲直り編~」というのは、お一人の当事者の方との面談の中で立てた目標です。
お話を伺って目標を立て、目標達成に向けて必要な検査・治療を行っていき、最後に発表!という流れで進んでいきます。
その方の場合は...
脳のご病気を発症
⇒お昼ご飯を自分で用意しなければならないが動作がうまくできないのでカップラーメンばかり...
⇒料理ができるようになれば美味しいものが食べられて、奥様にもふるまえば関係性も改善!
ということで調理動作がご自身でできるようになるための治療を考え、実践させて頂きました。学生たちの緊張しながらも必死に取り組む姿が印象的でした。
最後はお見送り。
貴重な経験をさせて頂きありがとうございました!